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日経ものづくり 特報

HEV/EVを支えるモータ技術
進む高出力/高効率化と小型・軽量化

日経ものづくり 特報

エンジンとモータを走行用の駆動力として使うハイブリッド車(HEV)が人気を呼んでいる。ホンダは,2005年4月末の世界累計販売台数で10万台を達成。トヨタ自動車に至っては「プリウス」の北米における累計販売台数だけで,2005年3月末に約14万7000台という実績を残している。また,電気自動車(EV)では,三菱自動車や富士重工業などコンパクトカーをターゲットに量産化を目指す自動車メーカーが登場してきている。そして,これらHEVやEVのキーテクノロジーの一つがモータ技術。その技術動向を探った。

 エンジンとモータを走行用の駆動源とするハイブリッド車(HEV)。トヨタ自動車の初代「プリウス」,ホンダの「Insight」をはじめとする初期のHEVが市場に投入されてから7~8年。その市場における存在感は着実に高まってきている。
 トヨタによれば,北米におけるプリウスの累計販売台数は2005年3月末で約14万7000台。ホンダでも,2005年4月末の時点でHEVの世界累計販売台数が10万台(内訳は米国が約8万9000台,日本が約5万9000台,欧州が約3800台,カナダが約1500台)と大台に乗った。調査会社の米Global Insight社によれば,北米におけるHEVの販売台数は2005年で20万台に達するという。
 しかも,HEVの販売台数はまだまだ伸びそうな勢い。トヨタ自動車社長の張富士夫氏は,2005年2月の新型SUV「ハリアーハイブリッド」「クルーガーハイブリッド」の新車発表会において「将来は全世界で年間100万台のHEVの販売台数を目指す」とHEV重視の姿勢を明確に打ち出した(図)。そして,それを後押しするかのように,上記二つのHEVは発売開始1カ月で合計約3200台(目標は1000台)の受注を獲得,HEVに対する市場の支持の高さを証明した。Global Insight社の予測では,2010年には50万台となり,今後5年間の平均で年間43%もの高成長が見込まれている。

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図●トヨタ自動車のハイブリッド車(HEV仕様)の新型SUV「ハリアーハイブリッド」