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日経ものづくり プロジェクト管理

第1回 プロジェクトを可視化する重要性

正しい姿を把握することで
改善策も見えてくる

石橋良造

アジレント・テクノロジー R&Dプロセスコンサルティング

製品の大規模化,複雑化が進展する中,製品開発におけるプロジェクト管理が大きな課題となってきている。今号からは,ますます重要さを増しているプロジェクト管理を,メトリクスを利用することで効果的に進め,そして成功に導く方法について解説してもらう。第1回では,メトリクスを利用する上で大前提となるプロジェクトの可視化の重要性を,事例を用いて考える。(本誌)


 製品開発プロジェクトにおける問題は,品質の劣化や生産性の低下,納期の遅れなどとして表面化し,これまでは開発プロセスや組織の問題ととらえ解決を図ってきた。しかし,プロジェクトの問題は多岐にわたっているため解決が難しく,最近はプロジェクト管理の問題としてとらえることが多くなっている。
 ただ,多くの組織で,プロジェクト管理の問題をプロジェクト・リーダーの資質や能力の問題として片付けてしまっているのも現実。これではプロジェクト管理の仕組みを改善するには至らない。
 このような事態を避けるには,プロジェクトにおける問題のほとんどがプロジェクトが見えていないことに起因していることに気付く必要がある。実態が見えないため,問題を正しく把握することも,適切な対応を取ることもできないのである。
 本連載では,プロジェクト管理を効率的に実施する方法として,プロジェクトの本当の姿を把握でき,問題を解決に導くことができるメトリクスを利用した仕組みを,3号にわたって紹介する。
日経ものづくり プロジェクト管理
図●メトリクスを利用したプロジェクトの管理サイクル
すべてのプロジェクトでこのサイクルを実行することが重要。さらに,それぞれのステップで適切な手法・技法を導入することも重要である。