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日経オートモーティブ 技術レポート

ホンダAccord Hybrid
ハイブリッドと気筒休止で
燃費は直4並み、加速はV6以上

 ホンダが米国で12月10日に発売した「Accord Hybrid」(図)は、世界で初めてV型6気筒エンジンにハイブリッド機構を組み合わせた。加速性能はベース車のV6搭載車を超え、さらに状況に応じて片側3気筒を休止する「可変シリンダーシステム」を搭載したことで、4気筒搭載車を上回る燃費を実現した。

 ホンダのハイブリッドシステム「IMA」(Integrated Motor Assist)はエンジンを主動力に、モータを補助動力とするハイブリッドシステムだ。1999年の「インサイト」に初めて搭載したのが第1世代。2001年の「シビックハイブリッド」では、減速時に4気筒のうち3気筒を休止する機構を組み込んだ第2世代に進化した。ポンピングロスを減らすことでエンジンの抵抗を50%低減し、効率よくエネルギ回生するシステムとした。
 今回、米国で販売開始した「Accord Hybrid」に搭載するIMAシステムを、ホンダは第3世代と位置づける。エンジンは排気量3.0Lの可変シリンダーシステムを採用したV型6気筒だ。
 「インスパイア」「エリシオン」にも搭載している気筒休止機構だが、Accord Hybridではハイブリッド機構を生かすことで気筒休止の領域を広げている。これまでに6気筒で駆動していたような緩い加速時でも、3気筒+モータで駆動する。
 これにより燃費は、米国基準の市街地モード12.3km/L、高速道路モードで15.7km/Lと、4気筒エンジンを搭載した小型車「Civic」とほぼ同等という。同時に、V6にモータアシストを加えることで、加速性能はベース車のAccord V6搭載モデルをしのぐ。最高出力(エンジン+モータ)は190kW(255hp)と、ベース車よりも11kW(15hp)増え、最大トルクは315N・mと、同27N・m増だ。

60mmの空間にモータを搭載
 Accordのボディ(日本では「インスパイア」が使う)をハイブリッド車とするのに苦労したのは、モータを組み込むスペースの確保。Accordの5速自動変速機(5AT)の代わりに、MDXに使っている5ATを採用することで、60mmのスペースをひねり出し幅68mmのモータを納めた。Accordの5ATが3軸なのに対し、MDX用は4軸で、その分全長が短いからだ。
 従来のインサイトやシビックハイブリッドは、排気量を小さくすることでモータを収納する空間を作り、排気量が減った分をモータの駆動力で補っていた。今回はエンジンの排気量はそのまま、モータを追加することで走行性能を向上させた。

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図●「Accord Hybrid」
米国では2004年12月10日に発売。IMAのモータとバッテリ、補機類で車重は140kgほど重くなってしまう。そこでリアのナックル、前後バンパビーム、そしてフロントフードをアルミ合金製とするなど軽量化で重量増を50kgほどにとどめた。価格はベース車より7000ドルほど高い。