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日経オートモーティブ 技術レポート

三菱ふそうのハブ再リコール
フロントに加えリアも
登録台数の6割越す約13万台

三菱ふそうトラック・バスは大型トラック、バスのハブで総計約13万台をリコールすると発表した(図)。2004年12月中旬から対策部品を販売会社に配備し、実施を始める。13万台という台数は、同社の1983年7月以降の大型トラック、バス実在登録台数20万5300台の6割強にあたる。

 今回のリコールの内訳は、フロントハブリコール対象分が約1万9500台、リアハブのリコール対象分が約11万6500台。実際にはフロントとリアの両方がリコール対象になっている車両があるため、フロント分とリア分の合計よりも実際のリコール対象台数は少なくなる。

設計基準を見直し
 今回ハブをリコールすることになったのは、これまでの手法に代わる新たなハブの強度検証法を社外学識経験者およびDaimlerChrysler社と共同で開発したため。この手法によって83年以降生産・販売の現行モデルも含めたすべての大型トラックおよびバスのフロント、リアハブを点検した結果、新しい強度基準に適合しないハブについては、過去に路上故障や事故を起こしていない車種であってもリコールの対象としたため対象台数が膨らんだ。
 同社によれば、これまでの強度評価の手法は、従来ハブと比較する相対評価のみだった。強度計算や、旋回試験、台上試験で従来のハブよりも強度が改善されていれば問題がないと考えていた。これに対し、今回導入した新しい評価法では、公道での評価コースを設定し、走行時にハブに加わる応力の強さ、頻度を定量的に計測するとともに、市場の実態よりも厳しい旋回条件を反映した実車試験による応力を計測した。こうした応力に対して、設計したハブが十分な走行寿命を持つかどうかを予測する「絶対評価」を導入した。

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図●記者発表の模様