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日経オートモーティブ 新車レポート

NISSAN Fuga
世界で闘うことを目指す
日本の高級車

長い歴史を持つ「セドリック/グロリア」という名前を捨て、 生まれ変わった日産自動車の新世代の高級車。 コンセプトもデザインも、 これまでの「日本の高級車」から「世界で通用する高級車」へと大きく舵を切った。

 「セダンとしての本質的な魅力を追求した」。日産自動車が2004年10月末に発表した新型高級車「フーガ」の開発責任者である同社商品企画本部セグメント・チーフ・プロダクト・スペシャリストの大澤辰夫氏はこう語る。
 40年を超える歴史を持つ「セドリック/グロリア」という名前を捨てたフーガの、これまでとの最大の違いは、初めから海外市場で売ることを想定していることだろう。米国では日産の高級車ブランドである「Infiniti」から「M35」「同45」として売り出す。DaimlerChrysler社Mercedes-Benz「Eクラス」や、ドイツBMW社の「5シリーズ」など、世界の一流高級車と闘ことを最初から運命付けられているのだ。開発段階では、特にBMWの5シリーズについて相当に意識したようだ。トヨタ自動車も2003年12月に発売した新型「クラウン」で同じBMWの5シリーズをベンチマークにしたという。クラウンとフーガという競合車が、くしくも同じクルマを目指して開発されたことになる。
 フーガのプラットフォームは、基本的には「スカイライン」「フェアレディZ」などに使われている後輪駆動車用のプラットフォーム「FR-Lプラットフォーム」である。V型6気筒エンジンを前輪より後方に配置したフロント・ミッドシップ(FM)を採用していることから、日産ではこのプラットフォームを「FMパッケージ」と呼んでいる。

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図●「フーガ」の外観
「セドリック/グロリア」と異なり、最初から世界の一流車と競合することを想定して開発された。