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日経オートモーティブ Market Watching

米国ハイブリッド市場は3%が限界?
ガソリン車との価格差がネックに

 2005年1月のデトロイトショー(North American International Auto Show)は、まさしくハイブリッド車ショーだった。米ビッグ3の目玉の展示がハイブリッド車で、まるで世界中のクルマがハイブリッドになってもおかしくないほどの勢いだ。
 一方で、ハイブリッド懐疑派の声も強い。
 「ハイブリッド車は高速道路ではそれほど燃費改善できない。現実的な方法だとは思わない」(ドイツVolkswagen社CEOのBernd Pischetsrieder氏、LAモーターショー2005の基調講演で)。
 「ハイブリッド車は成功しているようだが、ビジネスとして良い話は聞かない。高いコストの割に付加価値が低いからだ。」(日産自動車CEOのカルロス・ゴーン氏、2005年1月の全米自動車ディーラー協会大会で)。
 米国のハイブリッド車の人気は本物なのか、それとも一時のブームなのか。自動車業界の誰もが判断しかねている。
 調査会社の米J.D.Power and Associates社は、米国のハイブリッド車販売台数は、2011年までに53万5000台、新車販売に占めるシェアは3%に達すると予測している。ただし、その後のシェアは頭打ちで、横ばいに推移するという。理由として、車両価格がガソリン車よりも3000~4000ドルほど高いこと、燃費に優れたガソリン車やディーゼル車が台頭することを挙げている。

世界で年450万台という強気の予測も
 同社はこれまでにハイブリッドの米国市場規模について何度かレポートを出しているが、出すたびに規模予測を変えている。2003年6月時点の予測では10年間で飛躍的に伸びると位置づけ、2013年に87万台を超える(シェア5%)としていた。半年後の2003年11月のレポートでは、2008年までに35万台と、直前に発表した50万台から下方修正した。今回の最新レポートでは2009年で52万台ほど(シェア3%)と、上方修正。

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図●ホンダ「Accord Hybrid」
2004年12月発売。ハイブリッド化の質量増をカバーするため、トランクリッドやバンパービームをアルミ化している。