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日経オートモーティブ 連載

部品メーカーの生き残り戦略・第1回

新連載

事業戦略の再構築で
規制・市場変化に対応

自動車を取り巻く規制の強化、市場ニーズの変化の動きによって、自動車部品メーカーの果たす役割は、確実に高まっている。今後の部品メーカーの経営課題はなにか、そしてどのように成長すべきか?部品メーカーの問題点と未来像を紹介しよう。

アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティングサービス
AUTO事業部リーダー・パートナー 甲賀 憲二
AUTO事業部ビジネスアソシエーツ 横山 直文


 「21世紀の自動車産業を支配するのは、デルファイやデンソーかもしれない」と語ったのは、トヨタ自動車の奥田碩会長。
 この発言のように、完成車メーカーにとって、自動車部品メーカーの重要性はますます増しており、一部では部品メーカーが、完成車メーカーを選ぶ時代が始まりつつある。
 国内部品メーカーは、これまで系列内で育てられてきたが、今後は系列を超えた自律的グローバル企業として、総合的経営ポテンシャルが問われる時代を迎える。
 ここではビジネスコンサルティングの立場から、新時代の部品像、業務プロセスやビジネスの枠組みの新たな取組みに焦点を当てて、今後の部品メーカーのあり方と主要な課題を考えてみたい。

規制と市場変化が影響
 自動車業界(完成車メーカー・部品メーカー)に強いインパクトを与える二つの動きが起きている。  一つは、世界規模の環境や安全に関する自動車関連規制の強化である。こうした規制強化は、関連技術の急速な発展を促しており、部品技術へも広範囲に波及している。
 もう一つは、市場・顧客ニーズの変化である。自動車ユーザーも環境・安全性能や経済合理性(価格、サービス)、品質・利便性(イージードライブ、情報通信機能)をシビアに求めるようになっている。(図)

日経オートモーティブ 連載
図●自動車部品メーカーを取り巻く環境の変化