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日経オートモーティブ 連載

車両用組み込みソフトの標準化・第2回

シミュレーションで 開発効率を向上させる

車両のエレクトロニクス化とネットワーク技術の融合は、高度な車両制御を可能にする。その一方で、システムはますます複雑化、高機能化しており、開発を支援するツール、特に「シミュレーションツール」の必要性が高まっている。

 ベクター・ジャパン 開発ツール部
佐藤秀樹


 前回も紹介したように、車載ネットワークの重要性が高まるのに合わせて、ネットワークソフトウエアの標準化が進んでいる。車載ソフトを開発するサプライヤーは、よりアプリケーションの開発に集中できるようになったが、そこで重要になるのが、複数の車載ネットワークを模擬する「シミュレーションツール」だ。
 このツールの機能を説明する前に、既に多くの車両が搭載している、あるいは搭載が予定されている主要な車載ネットワークについて触れておきたい。転送速度以外にも違いがあり、適材適所で使われている(図)。そのため一つの車両の中で複数の車載ネットワークが混在するようなケースも多く、シミュレーションツールが必要になる場面も増えている。

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図●伝送速度の違い
車載ネットワークには転送速度の違い以外にも、適用範囲、コストの違いなど、特色がある。