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 「ECU(電子制御ユニット)に組み込むソフトウエアの設計やプログラミングの作業では,その制御システムに関する知識がどうしても必要になる。ところが,制御とソフトウエアの両方に詳しい人材は限られる」(トヨタ自動車 車両技術本部 第1電子技術部長の林和彦氏)──。こうした悩みの軽減を狙い,トヨタはECU向けソフトウエアの開発において,ソース・コード生成ツールの適用範囲を拡大する考えを明らかにした。

 このためにトヨタはデンソーとともに,シミュレーション・ツール「MATLAB/Simulink」の自動コード生成機能「Real-Time Workshop Embedded Coder(RTW-EC)」に関する長期保守契約を,サイバネットシステムおよび米MathWorks,Inc.と締結した。トヨタとデンソーは,制御システムをモデル化し,プログラミング作業の前に妥当性を検証して手戻りを減らすことや,ソフトウエアの仕様を明文化することを狙ってMATLAB/Simulinkを利用してきた。