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LDPC符号は,符号長やパリティ検査行列の構造など符号構成の自由度が大きく,応用範囲が広い。半面,復号性能,符号化や復号時の計算量などは構成次第で良くも悪くもなる。連載の第3回は,さまざまな構成法とその効果について,最新の方法にも触れながら解説する。(野澤 哲生=本誌)


和田山 正
名古屋工業大学
大学院工学研究科 助教授

 本連載の第1回と第2回では,LDPC符号の定義,そしてその復号法であるsum-productアルゴリズムの特徴を解説した。今回は,LDPC符号を定義するパリティ検査行列(または2部グラフ)の構成法について紹介する。復号性能に優れ,かつ符号化や復号の計算量が少ない符号を構成するためには,パリティ検査行列の設計が重要である。また今回は,パリティ検査行列の構成と関係の深い,符号化のアルゴリズムについても解説する。