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 キヤノンと東芝は,当初から公言していた通り2005年8月にSEDパネルの少量生産を始めた。50インチ型台の1920×1080画素品である。2006年にかけて,このパネルを搭載したテレビが市場に投入される。

 「驚きだ。業界内では,そう簡単に生産にこぎ着けられないだろうとの声が多かったのだが…。輝度ムラの少ないパネルが本当に生産できているのだろうか」(あるディスプレイ技術者)といった声も上がるように,SEDは未知数なところも多く,実力をどこまで発揮できるかは,これからの技術開発にかかってくる部分が大きい。しかし,パネル生産に関するノウハウの蓄積がこれまでほとんどなかったことを考えると,まずは少量生産という一線を,期限通りに無事に踏み越えた意義は非常に大きいといえそうだ。