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日経オートモーティブ Key Person

日経オートモーティブ Key Person

アウディジャパン社長

Walter Hanek氏

略歴■フリードリッヒ・アレクサンダー大学経営学部卒、1987年ドイツVolkswagen社入社、1992年ドイツAudi社Bセグメントプロダクトマネージャー、1994年英国およびアイルランド地区営業担当マネージャー、1995年北米およびメキシコ地区営業担当マネージャー、1998年南・北米地区営業担当マネージャー、1999年Audi of America社マーケティングディレクター、2002年Volkswagenグループ・チャイナセールス&マーケティング担当副社長、2005年1月から現職。


 2005年8月30日にレクサスの国内販売がスタートし、高級車市場がにわかに注目を集めている。この国内高級車市場で、近年急速に販売を伸ばしているのがドイツAudi社だ。Volkswagen車との併売から、独立ディーラー網を整備、製品ラインアップでも独自色を強めている。競争が激化する国内市場を勝ち抜く戦略を聞いた。(聞き手は鶴原吉郎)

――過去5年で、Audi社は日本での販売台数、輸入車市場でのシェアをいずれも2倍に伸ばしました。
 この5年間で最も変わったのは、Audi車だけを専門に販売するディーラー網(現在97店、本誌注)を再構築したことです。これによって、顧客はAudiがどういうブランドなのかをより良く理解できるようになりました。

――専売店網の整備だけが要因ですか。
 もう一つ、成功の柱となったのは、製品が過去15~20カ月で刷新されたことです。日本の消費者は、特に新しい商品を好みます。新製品を積極的に市場投入したことが、2005年前半に販売台数を前年比20%伸ばすのに大きく貢献しました。今後も積極的に新製品を投入していきます。例えば新型SUVなど、まだ我々にない商品を2006年にかけて発売します。こうした商品ラインアップの充実によって、ほかのドイツ高級車メーカーに追いつきたいと考えています。

――世界的に見ても、ここ10年でAudi社のイメージは大きく変わりました。
 私は1992年1月にAudi社に異動しましたが、94年から95年にかけて、ロゴを刷新するという作業にかかわりました。これを機に、企業イメージも一新し、プレミアム・ブランドとして生まれ変わるための「プレミアム・ストラテジー」を推進してきました。そして、10年間かけて欧州ではBMW、Mercedes-Benzと並ぶプレミアム・ブランドとしての地位を確立しました。欧州では10年かかったブランド・イメージの刷新を、日本では5年で成し遂げたことになります。