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日経オートモーティブ 技術レポート

富士重の新型ハイブリッド
ミラーサイクルで
低燃費を追求

 富士重工業は2005年8月18日、ハイブリッド機構「ターボパラレルハイブリッド(TPH)」(図)と、Liイオンを利用した新しいキャパシタ「リチウムイオンキャパシタ」を公開した。

 富士重工はこれまでモーターショーなどでシリーズハイブリッド車両の「SSHEV(シーケンシャルシリーズハイブリッドエレクトリックビークル)」を公開していたが、今回発表したTPHはパラレルハイブリッドで、見た目こそ似ているが中味はまったく異なる機構だ。同車では2007年度に、TPHを搭載したハイブリッド車を限定的に販売するという。
 TPHは排気量2.0Lの水平対向4気筒ターボ付きエンジンと5速自動変速機の間に、幅58mmのDCブラシレスモータを組み込んでいる。モータの最高出力は10kWで、最大トルクは150N・m。エンジンは圧縮比よりも膨張比が大きいミラーサイクルエンジンとした。
 従来型車両よりも30%ほどの燃費改善を目指しており、そのうち10%がミラーサイクルとエンジン自体の摩擦低減による効果だという。ハイブリッド化によるアイドリングストップやエネルギ回生で20%ほどの燃費改善を目指す。

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図●ターボパラレルハイブリッド
「レガシィ」の水平対向4気筒エンジンを使う。左からエンジン、モータ、トルクコンバータ、5速自動変速機、トランスファと並ぶ。