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 「IEEE802.16eに比べて消費電力やカバレッジの点で優位性があると確信している」(NTTドコモ)――。

 NTTドコモやKDDIなどは,次世代の移動体通信インフラに関する標準化活動や実証実験を活発化させている。そこでは移動体通信にとって未知の領分となるOFDMやMIMOといった通信技術を,いかに取り込むかが焦点の1つとなっている。

 NTTドコモは「Super3G」と同社が呼ぶ次世代の無線通信技術の概要を,国内で初めて報告した。第3世代移動体通信(3G)方式のW-CDMAやHSDPAの後継として位置付けられ,標準化団体3GPPにおいて「Evolved UTRA and UTRAN」(以下,Evolved UTRA)という名称で検討が始まっている。3Gと同一の周波数や周波数帯域幅,ネットワークなどを活用することを想定しつつ,無線アクセス方式を一新してデータ伝送速度の高速化を狙うもの。一方のKDDIは現在,米IEEEが標準化を進める高速通信規格「IEEE802.16e」を次世代通信インフラの候補の1つとして検討しており,2005年7月から実証実験に取り組む。