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 電子情報技術産業協会(JEITA)は,パソコンが放出するVOC(揮発性有機化合物)などについて測定方法と放散量の指針値を定めた「パソコンに関するVOCガイドライン」を発行した。VOCは頭痛や皮膚炎などの症状が出る,シックハウス症候群の一因とされる。一部の学校でパソコン教室の空気中のホルムアルデヒド濃度が0.08ppm以上となるなど,厚生労働省の定めた「室内濃度指針値」を上回ったことが,今回の発端である。

 パソコン教室で発生するVOCの最大の発生源は他の教室同様,内装などの建築材料である。それでも,パソコン教室がやり玉に挙がったことで,業界としてVOCの低減に向けた姿勢を示さざるを得なくなったことが,ガイドラインの策定につながった。

 指針は1部屋に40台のパソコンを設置する小学校の教室を想定し,パソコンが放出するVOC濃度を,室内濃度指針値の10%以下とするよう定めている。