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 製品開発に例えるなら,「エピソード1」はプロトタイプ,「エピソード2」は最初の量産モデルといえるだろう。George Lucasが抱いたデジタル・シネマの理想は,エピソード2で実現への一里塚を越えた。ただし,最初の製品にありがちな,難点やバグが残っていたことも確かである。それらの改良は,「エピソード3」の制作時まで待つ必要があった。

The Fighting Digital Yoda

 エピソード2で長足の進歩を遂げた技術の一つが「デジタル・キャラクター」である。コンピュータ・グラフィックスにより,人間と同様に動き,戦い,会話する生き物を生成する技術だ。エピソード1で米Lucasfilm Ltd.と米Industrial Light and Magic(ILM)社は,すべてをコンピュータ・アニメーションで作り出したキャラクター「ジャー・ジャー・ビンクス」に,準主役級の活躍をさせることに成功した。肝心のキャラクター自身は,多くのファンの不興を買ってしまったが。この経験を糧に,エピソード2ではデジタル・キャラクターに幅広い役柄を割り振った。その頂点が,老練のジェダイ・マスター,ヨーダのデジタル化である。