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日経ものづくり 2005年8月号
目次
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名古屋精密金型(射出成形金型,愛知県・東浦町)/三力工業(金属加工,東京都大田区)
自動車に欠かせないヘッドやリヤのランプ類。名古屋精密金型はこの分野で国内トップクラスのシェアを持つ金型メーカーであり,ここ数年業績は堅調に推移している。その実績に満足することなく2003年11月,同社は鈴鹿富士ゼロックス(以下,鈴鹿富士)と業務提携しガスアシスト方式成形法の技術供与を受けた。
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第8回 第三者のレビューが手戻りを半減
普段,料理などしたことのなかった娘が料理を作った。有名シェフの料理本を見ながら,忠実に再現してみたとのことだが悲惨な出来。味見というより毒見をさせられた家族も悲惨である。その原因はすぐに分かった。料理の途中で,火の通り具合も味見も全くしていなかったためであった。
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第8巻 ボルト締結部を設計する(II)
この夏,ある学会で講演を頼まれました。ボルト締結にかかわる事故について話してほしい,と。実は,この種のテーマの講演依頼は後を絶ちません。裏を返せば,ボルト締結にかかわる事故が後を絶たないということ。ボルト締結の重要性を認識しつつも,その正しい設計法を知る人が少ないということにほかなりません。
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先を見込んだIT導入、企業成長の基盤を確立
常々,企業が成長する上では壁があると思っている。壁とは売上高を指し,1,3,5,8という数字(例えば10億円とか,300億円とか)が,よく経営者の前に立ちはだかる。
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カー・ナビゲーション・システム
インフォテインメント基地へクルマを進化
カーナビゲーション・システム(カーナビ)が売れている。ここ数年,国内出荷台数は2ケタベースで伸びており,2004年度も363万台,前年比120.8%と勢いは衰えを見せていない(電子情報技術産業協会調べ)。特に伸びているのはHDD内蔵型で,今後カーナビの高性能・多機能化はますます進むと思われる。特に純…
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レジェンドの開発 最終回
高い山を目指して
キャタライザを知り尽くす蒔苗龍博の奮闘により,エンジンの出力は,目標の300馬力にあと一歩というところまで向上してきた。しかし,その先の道程が長く険しい。エンジンの開発責任者として瀧田正文は,さまざまな手を尽くすものの万策尽きる。そして再び,蒔苗の下を訪れた。
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第15回 「至れり尽くせり」に価値がある
ボタンという“旧態依然”に見える商売にも成功者はいる。アイリスという会社は,ボタン用の染料で収益を上げている。これが,実は他社の染料をブレンドして売る仕事だ。ブレンドする「だけ」と思ってはいけない。ブレンドそのものに価値があれば,ユーザーは喜んで金を出す。技術指導を含めた「至れり尽くせり」に価値があ…
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プロジェクト管理 第2回 メトリクスが活用できる仕組み作り
必要最低限のデータを収集し基本形となるモデルを作成
メトリクスは,マネジメントがアクションを取ることができるような管理指標であり,うまく活用することでプロジェクトの質を大幅に向上できる。今号は,メトリクスを利用したプロジェクト管理の仕組みをどのように構築するかを解説する。その仕組みの土台となるのは五つのフレームワーク。これらの中身を正確に把握した上で…
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最終回 USITによるやさしいTRIZの実践
多数の解決策を引き出す、機能/属性分析とオペレーター
「内容が膨大かつ豊富であるため,習得に時間がかかる」「全体プロセスや全体構造が錯そうしていて分かりにくい」。そのため,実践・定着が大変とされるTRIZ。それをやさしく再構築したのが,前回骨組みを解説してもらったUSIT(統合的構造化発明思考法)。今回は,このUSITに絞り,全体プロセスと実践法を解説…
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CADから飛び出す3次元モデル
3次元モデルが開発プロセスを流通するデータの中核となった。しかし,多岐にわたる用途で3次元CADのすべての機能が必要なわけではない。逆に,設計工程向けツールである3次元CADの機能では不足する場面もある。データ形式にも,用途に応じた向き不向きがある。最適な3次元モデルの活用体制は,CADにこだわらな…
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中国向け製品 価格勝負は今は昔
大量消費国として魅力が高い中国。ただし,単に日本で売れた製品を中国市場に投入しても,中国のニーズにマッチしていなければ不毛の価格戦争に巻き込まれるだけ。利益を出すためには,ダイナミックに変化する中国の事情を正確にとらえ,その事情を満たす機能やサービスを製品に盛り込むことが重要だ。その上で,世界中から…
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掃除機のフィルタの自動除じん機構・・・日立ホーム&ライフソリューション
フィルタ端面をらせん状ワイヤがはじく
日立ホーム&ライフソリューションが発売した遠心分離方式(サイクロン方式)の掃除機「たつまきサイクロン」の「CV-SJ」シリーズ。このシリーズに同社はサイクロン方式では取り切れなかった小さなゴミ(粉じん)をこし取るフィルタを自動的に再生する機構(自動除じん機構)「ブルッとリフレッシャー」を搭載した。
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第8回 続・たかがねじ,されどねじ、安さには安いなりのワケがある
コスト削減を極めるべく,日本メーカーが中国製のねじを使う機会が増えている。だが,中国には投資を目的とし,最低限以上の品質には気を使わないねじメーカーが多いという現実がある。それを知らずに手を出すと,客先でトラブルが発生し,その対策費用でコスト削減分が吹っ飛ぶ可能性もある。入念な品質検査が必要だ。
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神鋼,抗菌めっき技術に新たな効能、SARSと同属のコロナウイルスを不活化
空港関連施設や鉄道車両など感染ルートへの適用に効果
神戸製鋼所は,独自の抗菌めっき技術「KENI FINE」がコロナウイルスに対して効能を発揮することを明らかにした。このめっき技術は,抗菌性や防かび性,防藻性を付与することを目的に,同社が2001年に開発したもの。自社で活用するのではなくライセンス供与を主体としたビジネスを展開し,現在は11社と契約を…
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混流生産のタクトタイムで50秒を切るホンダが速さで「トヨタ,日産を征する」
マザー工場の狭山工場の強さの秘密
「タクトタイムは49.7秒」(本田技研工業埼玉製作所事業管理部部長の西將雄氏)─。
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エネルギ効率が向上する携帯電話機向け燃料電池
1mLのメタノールから1Whの電力量
2007~2008年の実用化を目指し,開発が進んでいるダイレクト・メタノール方式の燃料電池。そのエネルギ効率が高まってきた。KDDIと東芝,NTTドコモと富士通研究所(本社川崎市)という二つの陣営が,燃料電池を使った携帯電話機向けの充電器を新たに試作した。共に高濃度のメタノールを空気極で発生する水で…
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“水素”が大好物、燃料電池を搭載のロボット登場
スピーシーズ(本社東京)が開発した「Speecys-FC」(写真下)は,燃料電池で動く2足歩行ロボットだ。燃料電池を搭載するに当たって最も苦労したのが,負荷変動への対応。ロボットが片足で立ったりひざを屈伸させたりする際,負荷が大きくなって瞬間的に大電流が必要となる。この負荷変動に対応するため,2種類…
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トヨタ式マネジメントは ITの基盤整備にも有効
先日,トヨタ自動車のCIO(最高情報責任者)である天野吉和常務に話を聞く機会があった。印象的だったのが「製造現場が分単位で仕事をしているのに比べて,IT化は遅すぎるのではないか」との説だ。ITの分野をトヨタ式マネジメントの視点で見るとこうなるのだろう。
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拡散するアスベスト被害
アスベストの被害が拡大している。ニ〇〇五年七月一五日現在、アスベストが原因の疾患による死亡者は三七四人に達した。甚大な数字だが、死亡者数は今後さらに増え続けるとみられる。ここにきて、こうしたアスベスト被害が次々と明らかになるのには「必然」といえる理由がある。そして我々は、今回のアスベスト禍から、ある…
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省力化新時代
働き手がどんどん減っていく。GDPが減るとか,年金が破綻するとか,危機感をあおる話ばかりが伝わってくる。前向きに考えてはどうか。製造業にとってチャンスである。働き手が減るのなら,それを補うための技術が要求される。いや,要求される前に先回りして提案すれば,新しい市場をつくれるのである。
日経クロステック Special
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