PR

―― アジアでのIGFは、どのような動きになっているのでしょうか。

加藤 2011年3月に日本で「IGF Japan」が設立されました。同年7月に京都で開催した第1回会議には、70人以上が参加しています。2012年7月には、第3回のアジア太平洋地域のIGF会議を東京で開催しました。

 東京の会議では、慶応義塾大学の村井純教授の基調講演を皮切りに、モバイル・インターネットやインターネットによる災害復興支援、インターネット犯罪といった多くのテーマの分科会が開かれました。この会議での成果は、アゼルバイジャンの世界会議でも報告されています。

 2013年のIGF世界会議は、インドネシアのバリ島で開催される予定です。インドネシアは大小1万7000を超える島々で構成され、2億4000万人近くの人口を抱えています。日本と同様にスマトラ島での大地震や津波による甚大な被害も経験しました。

 モバイル・インターネットを中心とした島々を結ぶ通信インフラや、災害時のインターネットの役割についての議論が活発になることが予想できます。日本からも多くの人々が参加し、積極的に世界の議論に加わることを期待したい。ぜひ、日本の先進性を発信してほしい。そう働きかけていきたいと思っています。