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――日本市場で成功するために必要なものは何だと思うか?

Fenping氏 性能が第一だと考えている。それに加えて、価格やアフターサービスを含めたトータルの競争力が重要になる。中国で既に確立したマーケティングや販売、アフターサービスのやり方に固執せず、日本では日本に合わせた方法を選ぶつもりだ。B to Bの電子商取引プラットフォームで米国進出を果たした中国Alibaba Groupの例を見習って、中国の良いところを生かしながら、市場に柔軟に対応したい。

――日本核医学会学術総会への出展の手ごたえは?

製品の責任者であるBao Jun氏
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Bao氏 予想以上の手ごたえだ。当初は、我々がどこのどのような会社だか、展示会場の誰も知らない状態だったと思うが、医療関係者や大学関係者など、多くの人が当社ブースを訪ねてくれた。コアな技術やアルゴリズム、画像の品質、装置の価格などに関する質問を多数受けて、感心の高さを感じた。

 ブースを訪ねてくれた人たちに、会社の理念なども説明する機会が得られて、とても良かったと思う。アジア地域核医学協議会が併催されていたため、韓国やインドの核医学関係者と会えて、彼らの国での展示会にも誘ってもらえた。

――日本以外の海外展開の計画を教えてほしい。

Fenping氏 2015年は日本を皮切りに、アジア、中南米、中東への進出を計画している。2016年以降には、成熟市場である欧州や北米にも打って出る。2015年末には全製品について、FDA(米国食品医薬品局)の承認を取得する予定だ。