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―さっきの占いの話がありました。家電機器には御社のモジュールが入っていて、それがスマートフォン経由で御社のクラウドサービスにつながっている。その間をつなぐコンテンツっていうのは、基本的には御社がつくるということでしょうか。

 実は自社で作ったサーチエンジンがあるんです。「シチュエーション別サーチエンジン」と我々は呼んでるんですけど。現在の状況に合ったデータを探してくるエンジンです。天気や交通情報など、基本的にはWebに情報が山のようにあるので、自分たちで別にコンテンツを作らなくてもいくらでも見つけてくることができます。

 ユーザーの状況を推定する精度を上げていくために、機器からどういう情報をもらうかが今後重要だと考えています。例えばコーヒーメーカーだったら、最初は要するにコーヒーができたっていう情報だけだったのを、今はコーヒーを作り始めてからコーヒーが入るまでの時間も一緒に送信しているんです。そうすると実はコーヒーを作っている量が見えるんんです。1杯入れているのか、3杯なのかとか。当然の話ですけど、(スマートフォンのロケーション機能などから)場所も分かるし、時間も分かるし、朝の7時に武蔵小金井で1杯分のコーヒーを入れているってことは、独身でこれから会社に行く前なのかなって。

―それ、少し嫌ですね(笑)。

 昼の12時半ぐらいに丸の内で10杯分コーヒーを落としてるから、オフィスなのかな、とか。そういうのが見えてくるので、類推して、情報を出していくわけです。ユーザーがそれに対してどう反応するかによって、またコンテンツを変化させていく。

 例えば、こんな使い方ができます。コーヒーメーカーの動きから朝の出勤前だと分かれば、「電車が遅れている」とか、「高速道路が混んでいる」といった情報を出してみる。洗濯機から洗濯が終わったという通知がくれば、それと一緒に「3時間後に雨が降りますよ」「今日は天気がいいので外干しに最適です」という情報を教えてくれる。ユーザーにとって有益な情報を発信していけば、ユーザーがどんどん使ってくれるようになるはずです。