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―逆に世の中に御社のモジュールが広がれば、それがプラットフォームとなってビジネスが広がるということでしょうか。

 数をとにかく出すというのはすごく大事だと思っています。当然、いろんな製品からの情報を連携して使うということもあるでしょう。ただゆっくりやっていくことも必要だと思っています。ユーザーにBLEモジュールと連携して出る情報というものに慣れてもらって、あまりアレルギー反応が出ないようにしていきたい。

―ビジネスモデルとしてはAndroidに近いのでしょうか。ただで配るから、その上で儲けさせてくださいという。

 そうですね。そこでトランザクションが出てくればそうなると思います。我々は米Google社のビジネスモデルっていうのはすごく研究はしていて、どうやって経済モデルを作っていくかっていうのが大きいなというふうに思っています。

 我々は内部ではGoogle社とAmazon.com社を足して2で割らない会社になるっていうふうに言っています。今回のビジネスモデルは、Amazon.com社のように物販に我々はつながって、Google社と同じようにユーザーの行動から情報を検索するという両面を持ってます。どこまで、やれるかなということを、けっこう楽しみにはしています。

―ビジネスの実現性をどうみますか。

 Aquasana社の製品がもうすぐ出てくるのでかなり確実に利益が出ていくと見ています。今回は、我々にとってもAquasana社にとってもメリットのあるwin-winの関係です。彼らは、フィルターがいっぱい売れれば、それだけ自分たちは儲かるし、我々はそこのその分け前をもらえるんで。今、別の浄水器メーカーとかとも話をしていますが、Aquasana社が勇気を持って1歩前へ出てくれたおかげもあって、比較的簡単にこのコンセプトを受け入れてもらえてるっていう感じですかね。

 今回のビジネスってリカーシブ(再帰的)に出てくるんですよね。設置が増えれば増えるほど、交換フィルターの売り上げは増えるし、さらに年数がたてば、2回目、3回目の交換が始まる。レベニューシェアの金額はモジュール販売に比べて圧倒的に大きいんですよね。3ドルのモジュールを売ったとしても、レベニューシェアが5ドルとか10ドルだったりするので、2、3回まわすと、もうモジュールの値段どころじゃない収益になっちゃうんです。

―Aquasana社ってどのくらい売れている会社なんですか。

 我々がオーダーをもらっている数で言うと、初回のオーダーが19万台になってます。これは、全機種ではなくて、特定のいくつかの機種だけでまずはスタートしたいうことです。アメリカでは浄水器をシンク下に入れるのが普通で、ホームセンターで買ってきて自分で付けます。

 交換フィルターは3個タイプので55ドルです。例えば、10%をもらうともうそれだけで5ドルが入る。

―空気清浄機はどうですか。

 今はけっこうHEPAフィルターを使ってるものが多くて、やはり3カ月から半年くらいで交換していかないと目詰まりを起こしていくというのが多くて。ですので、フィルター系は結構今後伸びていくだろうなと。水にしろ空気にしろ、世の中やはり健康に気を遣う人が多いので。

―中国市場は、おいしいのでしょうか。

 中国をどのタイミングで入っていくかというのが悩みどころではあります。コピーされる可能性があるので、そこは注意しないと。まずは欧米を抑えて、それから入っていくという感じだと思います。

―でも入る前にコピーされる可能性がありますよね。

 何カ月かたってフィルター交換を自動的に教えてくれるというよりは、もう毎月のようにフィルター変えないとだめだというのが(大気汚染が激しい)中国の現状ですね。なので、もう少し、マーケットが落ち着いてからかなって気がします。富裕層は結局海外のを買うので。だから、ちゃんと日本や欧州、米国で売っていれば自然と入っていけるのかなと思ってます。