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安全スイッチの特徴

 以下、安全スイッチの構造上の特徴について説明します。

<無効化の防止>
 安全スイッチのアクチュエータ挿入口は、ねじ、針、板状の金属片や、キー、コイン、ドライバなど日常的に用いる工具では人為的な操作ができず、専用のアクチュエータでのみ操作が可能です。従って、扉を開けた状態でこれら工具による無効化はできないので、機械はスタートできず安全を維持できます(図8)。

図8●専用アクチュエータでのみ操作可能(無効化の防止)

図9●直接回路動作機構であることを示す矢印マーク
<直接開路動作機構>
 前述の通り安全スイッチは必ず直接開路動作機構のNC接点を使用しており、ガードが開くとNC接点を強制的に引き離します。この機能は、スイッチの接点近傍に矢印マークを使って表現されます(図9)。製品を使用する場合に確認すべき重要なマークです。

 一方、NO接点は引き外しの際は図7に示したように、圧縮ばねの復元力だけに頼っています。ばねが折れたり、圧縮ばねの復元力より溶着力の方が大きかったりした場合、接点は閉じた状態となります。従ってNO接点は、その構造的な理由から直接開路動作機構にはなりません。

使用する上での注意事項

 安全スイッチは、スイッチそのものが取り外されること(無効化)を防止するために、作業時に近づきにくい位置か目立たない位置(扉の裏側など)に取り付ける必要があります。さらに、溶接、リベット、一方向ねじなど、一般的な工具では容易に外されない方法で取り付けることが推奨されます(図1011)。

図10●安全スイッチの取り付け位置の例
図11●取り付けねじの例