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モーションキャプチャーからCG映像

モーションキャプチャからスケルトン(人骨)にしたCG映像
モーションキャプチャからスケルトン(人骨)にしたCG映像
「Rafael Nadal Backhand on the APAS system」Youtubeより

 モーションキャプチャからスケルトン(人骨)にしたCG映像も公開されている。フォアスィング、バックスィング、サービスのそれぞれの世界トップ選手のフォームをコメント解説付きにした最高のアニメ教材となっている。なぜ手間暇かけてトップ選手を分析するのかというと、”勝つため”である。自分が支援する選手を世界一にするためには、世界一の選手を分析して勝つための研究をしなければならない。それが世界のプロスポーツだからだ。

 このスケルトン・アニメを何度も見て自分なりに研究すると、骨の動きからどう体を使っているのかがよく分かる。世界のトッププレーヤであるフェデラーやジョコビッチなどの映像を見ると、どうしてもそのタレント姿に意識がいってしまい、体の動きに集中することができないのだが、骸骨の動きにすると自分の体を支えている骸骨を感じながらシミミューションすることができるようになる。慣れてくると、まるで自分の骨が踊ってイメージ・トレーニングをしているかのように思えてくる。私は「成り切りトレーニング」と言って一人でこっそりやっている。

 映像によるイメージトレーニングは「見て聞いて → 考えて → イメージする」という脳内シミュレーション学習を繰り返すものだ。

 (1)海外の最先端レベルの映像を見ること。(2)自分が考えながら自分のペースで確認学習すること、(3)何度も繰り返して反復学習しながら理論的に納得のいくイメージとして脳裏に刻んでいくこと――。この三つが学習効果を上げることにつながる。

 映像イメージを脳へ焼き付けると、練習しているうちに突然その打ち方ができる瞬間が来る。それは「生きた球」と呼ばれ、軽く打っているのに強くて速い打球が生まれる。しかし、そこから自分の神経や筋肉などが完全にマスターするまでには、長い時間がかかることが実践スポーツだ。

 ビジネスの成功者がよく言うところのマニュアルノウハウではなく、「庶民が欲しがっている物事を感じる心」が、この実践スポーツと同じである。動物的な嗅覚を研ぎすます訓練がマーケティングニーズや時代の洞察力を向上させる。ねばならない仕事の仕方より、仕事がおもしろくてアドレナリンが出でまくる仕事スタイルの方が成果も能力も上がるのは言うまでもない。