謎6.関数一覧に表示されない「DATEDIF」関数
【現象】 年齢計算に便利なのに、一覧から選べない
⇒【解説】】 1-2-3との互換関数なので、手入力して使う
年齢を求めるにはDATEDIF関数を使う──。そんな解説を目にしたことはないだろうか。だが、関数の一覧やヘルプを探しても、DATEDIFという関数は見当たらない(図1)。

この謎も、ロータス1-2-3に由来する。DATEDIFは、1-2-3が搭載していた関数で、Excelはその互換性を維持するためにこっそり搭載した。だから表立った説明もなく、「関数の挿入」画面にも現れない。
そこで、DATEDIF関数は式を直接手入力して使う。引数は3つ。開始日に生年月日、終了日に今日の日付(TODAY関数)、単位に「"Y"」と指定すれば、今日時点の年齢が分かる(図2)。ちなみに、単位を「"M"」とすれば月数、「"YM"」とすれば年数を除いた月数が求められる。
