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圧倒的な強みを見つけ出すVRIO分析

 SWOT分析を行うと「強み」がいくつか出てくると思います。このいくつかの強みの中には「これは絶対に強みだ!」と思えるものもあれば、「うーん、これって強みって言うほど強くもないような…」というものまで、その強みのレベルには差があるかと思います。

 では、このいくつかの強みの中から、本当の強みを見つけ出す考え方(フレームワーク)をご紹介します。それは「VRIO分析」です。VRIO分析はジェイ・B・バーニーという経営学者が提唱したフレームワークで、圧倒的な強み、すなわち「コア・コンピタンス(Core Competence)」を見つけ出す目的で使われます。

 コアは「中心部・核」を意味しており、比較的なじみがある言葉だと思います。では、コンピタンスとはいったい何でしょうか。コンピタンスには「能力・適性」という意味があります。その語源は、よく企画提案などで使われる「コンペ」のコンペティション(Competition)と同じで「Compete=競争する」です。つまり「競争に勝つための核となる能力」がコア・コンピタンスというわけです。

 さて、ではVRIO分析を細かく学んでいきましょう。まず、VRIO分析には4つの評価視点があります。

  • Value(経済価値)
  • Rarity(希少性)
  • Imitability(模倣困難性)
  • Organization(組織)

 お気づきの通り、VRIO分析という名前は、これら4つの名称の頭文字からできています。マーケティングなどでよく使われるフレームワークの名前は、このように頭文字を取って作られているものが多いのですね。では、図1を参考にしながら、この4つの評価視点を「実際の評価ステップ」に沿って見ていきましょう。

図1●VRIO分析
図1●VRIO分析