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 前回は、競争に勝つための核となる能力「コア・コンピタンス」について学びました。今回は、このコア・コンピタンスを活かして事業を展開する土俵について学びましょう。

 この土俵のことを事業ドメインと言います。事業ドメインの決定は、会社・事業の運命を左右する大変重要な行為です。なぜなら、事業ドメインを間違えると、会社・事業の業績はとても厳しいものになってしまうからです。コア・コンピタンスが活かせない土俵を選んでしまっているのですから、当然と言えば当然ですね。

 この事業ドメインは、次の3つの軸を使って考えます。

  • 誰に(どの市場に)
  • 何を(どの商品・サービスを)
  • どのように(ノウハウ・提供方法・独自機能)

 例えば、当社は家電メーカーだと仮定して、新しくダイエット関連の新規事業を企画しているとします。もともとヘルスケア関係に強かったので、コア・コンピタンスはおそらくその周辺にあると考えられます。では、この3つの軸で事業ドメインの例を作ってみましょう。

働き盛りの40~50代の男性ビジネスマン層に対して(誰に)
メタボ対策に有効な家庭用ダイエット機器を(何を)
継続性を高めるコーチングサービスと共に提供する(どのように)

 いかがでしょうか。ほほう、この事業は機器だけを売るのではなく、コーチングサービスも一緒に提供するのですね。スマホアプリのような連携サービスも作るのでしょうか。なかなか面白そうな事業に見えますね。このように、コア・コンピタンスを活かして会社・事業が成長できる土俵を自ら定義していくわけです。