New Car Report
目次
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新開発のディーゼルエンジンを初搭載
Jaguar社「XE」
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、英Jaguar社の中型セダン「XE」の日本における納車を2015年9月に開始する(図1)。ボディーの約75%にアルミニウム(Al)合金を使って軽量化し、安全装備も充実させた。2015年12月には、新開発のディーゼルエンジン搭載車も投入する。
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ブランドの象徴は、見た目を変えない
Audi社「TT」
アウディジャパンは2015年8月、全面改良したクーペ/オープンカー「TT」を日本で発売した(図1)。先代から外観は大きく変わっていない印象で、「キープコンセプト」(同社)で開発した。一方、内装やボディー、パワートレーンなどの“中身”は大幅に刷新。使い勝手や運動性能を高めた。
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12年ぶりの全面改良でHEV用意
トヨタ自動車「シエンタ」
トヨタ自動車は2015年7月、2代目となる新型の小型ミニバン「シエンタ」を発売した。実に12年ぶりの全面改良で、ハイブリッド車(HEV)も設定した。価格は、ガソリン車が168万9709円からで、HEVが222万6763円から。月間目標販売台数は7000台で、HEVの販売比率は5割を見込む。
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気筒休止やホットプレス材で燃費改善
Volkswagen社「パサート」
ドイツVolkswagen(VW)社は2015年7月、4年ぶりに全面改良した中型車「パサート」の日本での販売を開始した(図1)。気筒休止技術などの採用によって、燃費は先代モデルに比べて16%改善した。将来の自動運転につながる先進運転支援システム(ADAS)を標準搭載し、安全機能も強化した。
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質量30kg増、それでも高めた静粛性
三菱自動車「アウトランダーPHEV」
三菱自動車は、PHEV(プラグインハイブリッド車)「アウトランダーPHEV」を大幅改良し、2015年7月に発売した。前面デザインを一新した他、燃費や静粛性などを改善・向上した。価格は359万6400円(税込み)から。国内では、1000台/月の販売を目指す。
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20~30歳代の女性を囲い込む
スズキ「アルトラパン」
スズキは、軽自動車「アルトラパン」を全面改良し、2015年6月に発売した(図1)。7年ぶりの刷新で、3代目となる。主要購入層である20~30歳代の女性をターゲットに、デザインや機能を刷新。価格は107万7840円(税込み)から。
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HEVの燃費でカローラを抜く
ホンダ「シャトル」
ホンダは2015年5月15日、小型ワゴン「シャトル」(図1)を発売した。ハイブリッド車(HEV)とガソリン車を用意し、主力のHEVではトヨタ自動車の「カローラ」を上回る燃費(34.0km/L)を達成した。また、5ナンバーの車両寸法でありながら、3ナンバー車両と同等の荷室容量を確保した。
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ダウンサイジングターボを搭載
ホンダ「ステップワゴン」
ホンダは乗用ミニバン「ステップワゴン」を全面改良し、2015年4月に発売した(図1)。排気量1.5Lの直噴ターボエンジンを搭載し、常用域での2.4Lの自然吸気エンジン並みのトルクと、JC08モードで17.0km/Lの低燃費を実現した。縦と横に開くテールゲートを採用するなど、使い勝手も良くした。
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安全装備、スマホとの連携機能充実
GM社「キャデラックエスカレード」
米GM社は2015年5月、大型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の「キャデラックエスカレード」の納車を開始する(図1)。安全・快適装備を充実させ、使い勝手を高めるとともに、内装の質感を向上させた。価格は1149万円から。
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異例の抜擢で若者に訴求
ホンダ「S660」
ホンダは、軽自動車のオープンカー「S660(エスロクロクマル)」を2015年4月2日に発売すると発表した(図1)。2人乗りのMR(ミッドシップエンジン、後輪駆動)車だ(図2)。1996年に生産終了した「ビート」以来、ホンダとして19年ぶりの軽オープンカーになる。
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都心の立体駐車場に入るミニバン
ホンダ「ジェイド」
ホンダは2015年2月、乗用ミニバンタイプの新型ハイブリッド車(HEV)「ジェイド」(図1)を発売した。セダン並みの低い車高でありながら、従来のミニバンと同等の車内空間を確保した。また、1モーター式のハイブリッドシステムを搭載し、25.0km/LのJC08モード燃費を達成した。
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低床化と新サスで基本性能高める
トヨタ自動車「アルファード/ヴェルファイア」
トヨタ自動車が2015年1月に発売した大型ミニバンの「アルファード」「ヴェルファイア」は、登場から3代目となる(図1)。上級ミニバンで定評のある同車の全面改良で、チーフエンジニアである製品企画本部ZH主査の吉岡憲一氏が悩んだのは「通常の進化ではだめだ」ということだった。
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EV走行距離を30%以上延長
GM社「Chevrolet Volt」
米国で最も売れているプラグインハイブリッド車(PHEV)として知られるのが、米GM 社が2010年に発売した「Chevrolet Volt」だ。GM社は、Voltの次世代モデルを2015年後半に市場投入する(図1)。初めての全面改良により、電気自動車(EV)として走れる距離を約80kmまで延ばした。
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SUVの既成概念を打ち破る
マツダ「CX-3」
マツダは2015年2月下旬、新型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「CX-3」を発売する(図1)。小型車「デミオ」のプラットフォームを流用して開発したモデルで、車型やボディーサイズから連想されるクルマの使われ方に対する既成概念を覆し、多様なライフスタイルをサポートできるクルマを目指した。
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貫き通した当初のイメージ
ホンダ「N-BOXスラッシュ」
軽自動車「Nシリーズ」の使い勝手を進化させながら、個性的なデザインを採用したのが、軽ハイトワゴン「N-BOXスラッシュ」だ。チョップトップという米国のカスタマズ手法を取り入れ、2ドアのクーペのような外観デザインを実現した。
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ブランド初の3気筒前輪駆動車
BMW社「2シリーズ アクティブツアラー」
ドイツBMW社の日本法人であるビー・エム・ダブリューは、2014年12月から新型車「2シリーズ アクティブツアラー」の納車を始めた(図1)。BMWブランドで初めてのFF(前部エンジン・前輪駆動)車で、3気筒エンジンを搭載するのが特徴だ。
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樹脂製のニーエアバッグを初採用
Ford Motor社「マスタング」
ドイツBMW社の日本法人であるビー・エム・ダブリューは、2014年12月から新型車「2シリーズ アクティブツアラー」の納車を始めた(図1)。BMWブランドで初めてのFF(前部エンジン・前輪駆動)車で、3気筒エンジンを搭載するのが特徴だ。
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モーターやソフトウエアを内製
Volkswagen社「e-up!」
Volkswagen(VW)社の日本法人フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は、電気自動車(EV)の「e-up!(イー・アップ!)」を2015年に発売すると発表した(図1)。e-up!の販売価格は366万9000円(税込み)で、同年2月1日に受注を始める。
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直噴ターボと軽量化で走りを追求
BMW社「M3/M4」
BMW社はセダンの「3シリーズ」、クーペの「4シリーズ」をベースとした新型の高性能車「M3」「M4」(図1)を発売、2014年夏から納車を始めた。排気量3.0Lの直列6気筒直噴ツインターボエンジンを搭載した上で軽量化を徹底し、運動性能を向上させた。発進から100km/hの加速は、先代の4.6秒から4…
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1モーター式のHEVで巻き返し
ホンダ「グレイス」
ホンダは2014年12月、セダンタイプの小型ハイブリッド車(HEV)「グレイス」を発売した(図1)。1モーター式のハイブリッドシステム「i-DCD」を搭載し、小型セダンでトップとなる34.4km/LのJC08モード燃費を達成した。また、ホイールベースを伸ばし、上級セダン並みの広い後席空間を確保した。