New Car Report
目次
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走行安定性高める、燃費は7%改善
ダイハツ工業「ムーヴ」
ダイハツ工業は軽ワゴン車「ムーヴ」を全面改良し、2014年12月に発売した。先代のプラットフォームを改良して車体剛性を上げ、走行安定性を高めたのが特徴である。JC08モード燃費は31.0km/Lで、先代の29.0km/Lに比べて約7%改善した。
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軽自動車で最大の室内空間を確保
ダイハツ工業「ウェイク」
ダイハツ工業は2014年11月、新型軽自動車「ウェイク」を発表した(図1)。ミニバンからの乗り換えユーザー向けに全高を1835mmと高くして広い室内空間を備えたのが特徴。「タント」が子育て世代向けだったのに対して、ウェイクはキャンプや釣りなどレジャーに使えるよう室内空間をさらに広げた。
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低燃費で車体剛性も強化
富士重工業「レガシィ」
富士重工業は2014年10月、6代目となる新型「レガシィ」を発売した。クロスオーバー車「アウトバック」とセダン「B4」を用意する(図1)。レガシィは、同社のフラグシップ車。先代と比べて燃費性能や快適性を高めて「よりクルマとしての完成度を高めた」(開発責任者で上級プロジェクトゼネラルマネージャーの内田…
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3モーターハイブリッドを搭載
ホンダ「レジェンド」
ホンダは最上級セダン「レジェンド」を全面改良して2015年1月に発売すると発表した(図1)。新開発のハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD」や、運転支援システム「Honda SENSING」など同社の最新技術を満載した。
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GSベースで走りの楽しさを追求
トヨタ自動車「レクサスRC/RC F」
トヨタ自動車は2014年10月、2ドアスポーツカーの「レクサスRC」とその高性能バージョン「同RC F」を発売した(図1)。「レクサスGS」のプラットフォームをベースに剛性を高め、走りの楽しさを追求した。
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Volkswagen社「ポロ」
MQBを適用、価格を下げて低燃費に
ドイツVolkswagen(VW)社は2014年8月、部分改良した小型車「ポロ」の日本での販売を始めた(図1)。VWグループの車両開発手法「MQB」(横置きエンジン車用モジュールマトリックス)を適用し、改良前よりも価格を約3万円抑えながら、安全性を高め、燃費は約5%改善した。
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マツダ「デミオ」
伸ばした80mmを3分野に生かす
マツダは2014年9月、「デミオ」のガソリン車(2輪駆動車)を発売した。ディーゼル車(図1)は10月、4輪駆動車は12月に発売する。次世代技術「SKYACTIV」を全面的に採用した商品の第4弾になる。価格は消費税込みで135万~219万2400円。
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富士重工業「WRX」
インプレッサから独立させ顧客層拡大
富士重工業は2014年8月、新型セダン「WRX」を発売した(図1)。サーキットで走らせたいユーザーを想定した「STI」に加えて、走行性能に加えて燃費性能なども重視した「S4」を新しく用意した。
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Daimler社「メルセデス・ベンツCクラス」
ボディーの48%をアルミ合金
メルセデス・ベンツ日本は2014年7月、新型「Cクラス」を日本で発表した(図1)。特徴は、希薄燃焼式エンジンの採用や安全性能を高めたことに加えて、ホワイトボディーの全面積のうち48%(質量換算で24%)にアルミニウム合金を使ったことである(図2)。
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トヨタ自動車「レクサスNX」
ダウンサイジングのターボで攻める
トヨタ自動車はレクサスブランド初の小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「NX」(図1)を、2014年7月に発売した。新開発の直噴ターボエンジンを搭載した「NX200t」と、ハイブリッドシステムを搭載した「NX300h」の2タイプがあり、それぞれにFF(前部エンジン・前輪駆動)車と4WD…
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Jaguar社「Fタイプクーペ」
アルミボディーの剛性、成形性両立
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、英Jaguar社のスポーツカー「Fタイプクーペ」の国内販売を、2014年6月5日に開始した。車体の骨格や外板などにアルミニウム合金を全面的に採用して、ボディーの高剛性と成形性を両立した。
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日産自動車「スカイライン」
Daimler社製直噴ターボエンジン搭載
日産自動車は2014年6月、「スカイライン」にドイツDaimler社製の2.0Lターボエンジンと7速自動変速機(AT)を載せた「200GT-t」を発売した(図1)。海外では「Infiniti Q50」となる同車は、既に欧州でDaimler社製のディーゼルエンジンを搭載しており、今回の採用はそれに続く…
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日産自動車「e-NV200」
走行距離8万2000kmが損益分岐点
日産自動車は、「リーフ」に次ぐ2台目のEV(電気自動車)となる「e-NV200」を、2014年10月から国内で販売する。給電装置を武器にEVの新たな使い方を提案し、企業や自治体などの法人需要を中心に開拓する。価格は388万440~478万6560円。
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富士重工業「レヴォーグ」
新開発の1.6Lエンジンを搭載
富士重工業は2014年6月、新型ワゴン「レヴォーグ」を発売した(図1)。新しく開発した排気量1.6Lの直噴ターボチャージャー付き水平対向エンジンを搭載し、JC08モード燃費は17.4km/Lに達する。さらに運転支援システムの最新版「EyeSight(ver.3)」を初めて採用した。販売価格は266万…
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ダイハツ工業「コペン」
樹脂製の外板で“着せ替え”自由に
ダイハツ工業は、軽自動車のオープンスポーツカー「コペン」を発売した。購入後でも好みに合わせて“着せ替え”ができるようにドア以外の外板を樹脂製とし、鋼製の骨格に外板を張り付ける構造を採用した(図1)。この構造を生かし、外観が異なる2車種を追加する予定だ。
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GM社「キャディラックCTS」
全長拡大も約100kg軽量化
米GM社が3代目となる中型セダン「キャディラックCTS」を発売した(図1)。全長を拡大しつつ、アルミニウム合金を使い車両質量を軽くしたのが特徴。エンジンの排気量を2.0Lに抑えたことと合わせて、燃費性能も高まった。
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トヨタ自動車「パッソ」、ダイハツ工業「ブーン」
HEV以外の小型車で最高燃費
トヨタ自動車とダイハツ工業は、小型乗用車の姉妹車「パッソ/ブーン」を部分改良し、2014年4月に全国販売を開始した(図1)。1.0L・2WD(2輪駆動)車では、ハイブリッド車(HEV)以外の小型車で最高となる27.6km/Lの燃費性能(JC08モード走行燃費)を実現した。一方、デザイン面では、車種ご…
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Ferrari社「カリフォルニアT」
直噴ターボで排気量削減
イタリアFerrari社は2014年4月、直噴ターボチャージャーエンジンを積む4人乗りのオープンカー「カリフォルニアT」を日本で発売した(図1)。従来の自然吸気エンジンに比べて、排気量を削減しながら、出力やトルク、燃費を向上させたのが特徴。価格は税込みで2450万円、納車は2014年後半から。
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BMW社「MINIクーパー」
新モジュラーエンジンを採用
ドイツBMW社は、3代目の新型「MINI」を発売した。ハッチバックの基幹モデル「MINIクーパー」で、全面改良は2007年から7年ぶり(図1)。先代と比べて全長を約100mm伸ばしながら質量は約30kg増の1170kgに抑えた。価格は266万円(税込み)から。
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BMW社「i3」
軽量化を追求し、走行距離を延ばす
ドイツBMW社は、電気自動車(EV)「i3」を2014年4月に日本で発売した(図1)。走行距離を延ばすために軽量化を追求したほか、ガソリンエンジンで発電機を駆動させて充電する「レンジエクステンダー」搭載車も用意した。内装材にリサイクル樹脂や天然素材などを多用し、環境負荷も減らした。