
連載
軽く安くする材料・加工技術
目次
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最終回:ブローと射出をほぼ同時に成形
ブロー成形は中空品、射出成形品は中実品を造る、まったく別の技術である。ドイツRoechling Automotive社は両者を組み合わせた技術を開発した。ブロー成形でダクトを造り、それを取り付けるブラケット類をほぼ同時に射出成形で造る。日本メーカーへの展開はスターライト工業が担当する。日経Automotive
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第45回:インパネを薄くできる ウレタンビーズ
三洋化成工業はスラッシュ成形用ウレタン系表皮材の原料であるウレタンビーズの新製品「メルテックスLF」を開発した。自動車のインストルメントパネル(インパネ)などの内装の表皮に使う。塩化ビニルや既存のウレタンを置き換えることによって、軽く、安くできる。日経Automotive
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第44回:くず鉄から高張力鋼板
東京製鉄は、くず鉄を原料とした熱延鋼板を試作した。引張強さ980MPa級という、自動車の内板に高張力鋼板として使える水準の強さである。物質・材料研究機構(NIMS)などが進めた「超鉄鋼プロジェクト」の研究成果である微細結晶粒を造る技術を、ベイナイト組織に応用して達成した。日経Automotive