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 生産拠点のグローバル展開が進む中で、研究開発を通して技術の優位性を維持、発展させていくという国内拠点の役割は増している。コマツは国内主力工場の1つ、大阪工場の敷地内にある生産技術開発センタを強化し、このような役割を持たせている。新たに建屋を設けたのを機に、その概要と研究成果を報道関係者に公開した(図1)。

図1●コマツ生産技術開発センタの実験棟
フロアの全景。溶射、溶接、切削加工などの実験設備が並ぶ。
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 公開した成果は、[1]中古部品再生のためのアーク溶射技術、[2]大電流を用いて効率良く溶接する技術*1、[3]3Dプリンターの活用、[4]大画面での立体視表示を設計生産上の検討に用いるVRルーム*2、[5]切削加工などにおけるシミュレーションの活用などである。

*1 大電流溶接については、本誌2011年10月号の特集「生産技術の底力」で既報。

*2 VRルームについては、本誌2013年5月号の特集「スゴい最先端工場」で既報。