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 「先進国市場は徐々に飽和しつつある。今後は新興国市場が伸びると考えられ、その中でも1国だけで2万~2万5000台の市場を見込めるブラジルは極めて重要な市場」(豊田自動織機常務執行役員製造部部長・高浜工場長の福永恵一氏)。フォークリフト・メーカーとして世界最大手である豊田自動織機は2013年10月、ブラジル・サンパウロ市に建設した新工場「Toyota Material Handling Mercosur Industria eComercio de Equipamentos社」を稼働させた(図1)。3年後にはブラジルのフォークリフト市場で3割のシェア獲得を目指す。

図1●豊田自動織機がブラジル・サンパウロ市に設立した工場
当初、最終組み立てから開始するが、近く部品の生産も手掛ける予定。
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