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 WHILL社は、2014年初めから、独自開発した電動車椅子「WHILLType-A」(以下、WHILL)の受注を米カリフォルニア州などで開始した(図1)。同年1月末の段階で受注台数は15台。4月中に50台の受注を獲得できそうだ。設立わずか2年目で、米国市場に打って出る機動性は、ベンチャーの身軽さを象徴している。

図1●2014年初めから受注を始めた「WHILL Type-A」
機能を重視しながら、これまでの車いすとは全く異なるデザインを実現した。出力800Wのモーターを2つ搭載している。幅600mm、長さ825mmと小型にして室内での動きに配慮した。鉛バッテリーを搭載し、1充電当たりの航続距離は20km。受注は米国カリフォルニア州が中心だが、国内でも受け付けている。国内価格は95万円(送料別)。
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 同社の電動車椅子は、見た目ですぐに分かる。白もしくは明るいグレーの樹脂製外装は流れるようなデザイン。前輪には、前後左右に転がる大きなオムニホイールを採用。斜め上に突き出たアーム部には、車体をパソコンのマウスのような感覚で操作できるコントローラーが搭載されている。まさに格好いいのである。しかし、この格好よさには大きな落とし穴があったのだ。