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ニッケル水素電池を助手席下に

 自然吸気エンジン車には、減速時にオルタネーターで発電した電力をニッケル水素電池に充電し、アイドリングストップ中のエアコンへの送風、オーディオ、カーナビなどに供給するシステムを採用した。オルタネーター、スターターモーターなどのハードウエアは従来とほとんど変わらず、制御だけで実現した。

 ハードウエアで追加したのは12Vのニッケル水素電池で、パナソニック製(図7)。DC/DCコンバーターなどを使わず、単純に鉛蓄電池と並列につないで容量を増やす。容量6Ahの単1形を10本直列接続した。外形寸法は230×205×80mm、質量は約3.4kg。高温特性に優れ、エンジンルーム内に置けることが特徴なのだが、今回は軽自動車のため、エンジンルームが狭く、助手席の下に置いた。

図7 パナソニック製のニッケル水素電池と、中のセル(右手前)
厚さは80mmであるため、助手席の下に置けた。質量は約3.4kg。
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 容量は6Ah。これは電池の限界ではなくクルマの都合。動力アシストはしないため、これ以上大きいと、蓄えた電力を使いきれないのだという。

 自然吸気、2輪駆動車のJC08モード燃費は26.0km/L。なお、同等のグレードでタントは28.0km/L、スペーシアは29.0km/L、N-BOXは25.2km/L。リチウムイオン電池を装備したスペーシアには及ばないが、電池が安く、DC/DCコンバーターもない、より簡便なシステムで近い燃費を実現したという位置付けになる。