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生物の機能をエレクトロニクスと融合させる動きが活発化している。その中心にあるのが、制御技術やセンサー技術、エネルギー技術の分野だ。生物の「チカラ」が、エレクトロニクスに革新をもたらす。

 生物の優れた仕組みや生物の機能そのものを活用して、従来のエレクトロニクス技術では壊せなかった壁を突破する(図1)。そんなエレクトロニクス技術と生物の融合に向けた研究が今、活発化している。

図1 生物のチカラで限界を超える
図1 生物のチカラで限界を超える
生物の優れた仕組みや生物そのものをエレクトロニクス分野に活用することで、従来の工学的なアプローチでぶつかっていた壁を破り、理想的な性能を得られる。例えば、馬のように自然に歩いたり走ったりする4足歩行ロボットや、犬の鼻並みに感度が高いにおいセンサー、不要な廃棄物を一切出さないエネルギー生成技術などである。
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