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 米Tektronix社が「4万円台から買えるオシロスコープ」を刷新し、従来品の価格帯を維持しながら測定性能を2倍に高めた。複合機型の中級機の投入などと合わせて、オシロスコープ市場でシェア1位の立場をさらに強固にすることを狙う。2010年にオシロスコープ市場に参入した後発組のドイツRohde & Schwarz社は、高性能をウリにする中級機を新規投入してシェア拡大を狙う。数十GHzまで測定可能にする高帯域化競争が一服し、価格対性能比の向上や使い勝手の向上などを進める動きが活発になっている(図1、表1)。

図1 オシロスコープ製品群を拡充
図1 オシロスコープ製品群を拡充
オシロスコープメーカー各社が2014年2~3月に相次いで製品群を拡充した。Tektronix社は入門機の刷新と複合機の投入、Agilent 社は超高帯域対応品の強化、Rohde & Schwarz社は中級機の新規投入を実施した。
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表1 2014年2~3月に登場したオシロスコープ製品群の主な仕様
表1 2014年2~3月に登場したオシロスコープ製品群の主な仕様
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