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 e-NV200は日産の多目的商用車「NV200バネット」をベースに、リーフの電動パワートレーンを組み合わせて開発した。商用バンで3タイプ(後部窓がないルートバン、2人乗り、5人乗り)、ワゴンで2タイプ(5人乗り、7人乗り)を用意した(図1)。

図1 日産の商用EV「e-NV200」
NV200バネットをベースに、リーフの電動パワートレーンを組み合わせて開発した。
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図2 「e-NV200」の荷室
床下の電池パックを小型化することで、ベース車両と同じ荷室容量を確保した。
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 車両寸法は全長4560×全幅1755×全高1855mmで、ホイールベースは2725mm。全高とホイールベースはベース車両(NV200)と同じだが、全長が160mm長く、全幅が60mm広くなっており、3ナンバー(商用車は1ナンバー)サイズになる。荷室はベース車両(NV200)と同じ容量(ルートバンで3600L)を確保した(図2)。車両質量はグレードによって異なり、1510~1660kg。5人乗りバン(VXグレード)の場合、ベース車両の同グレードに比べて約300kg重い1560kgである。

 電動パワートレーンや前輪車軸などを支える前部はリーフのプラットフォームを、後輪車軸などを支える後部はNV200のプラットフォームをベースにするが、リチウムイオン電池パックを積む中央部分は新たに開発した。車両質量の増加に対応するため、電池パックをプラットフォームに剛結し、車体のねじり剛性をNV200に比べて20%高めた。

 前輪と後輪のトレッドも広げた。前輪車軸の横剛性は、NV200に比べて35%向上した。タイヤの幅とホイール径もNV200の165mmと14インチから、185mmと15インチに大きくした。こうした改良の結果、NV200に比べて全幅が広がった。