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 燃費が良い上、走行音も小さなハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)などの電動車両。ところが走行音が小さいために接近が分かりにくく、人が行き交う道では事故を招く確率が高まるという課題がある。そんな課題をスマートフォン(スマホ)1台で解決する手法を東京大学の研究グループが開発し、2014年7月に開催された「ユビキタスコンピューティングシステム研究会 第43回研究会」で発表した(図1注1)。メガネ型や腕時計型のウエアラブル機器との連携で、威力を発揮しそうだ。

注1)講演名・論文名は「スマートフォンを用いた電気自動車およびハイブリッド車の接近検知手法」。東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻 教授の浅見徹氏と同専攻准教授の川原圭博氏の研究室の成果である。同研究室の高木雅氏と藤本浩介氏が主体で研究を進めた。
図1 スイッチング雑音から電動車両の接近を検知
図1 スイッチング雑音から電動車両の接近を検知
東京大学の研究グループは、HEVやEVといった電動車両の電力変換器から発するスイッチング雑音をスマートフォンのマイクで集音して、ユーザーに接近を警告するシステムを試作した。(写真:上はGoogle社、下は東京大学)
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