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 政府は、東日本大震災を契機に、東海地方に大きな影響を及ぼすと予想される南海トラフ地震の規模と津波高の再評価を実施している*1。中部電力はその再評価を受け、静岡県御前崎市にある中部電力浜岡原子力発電所において原子力規制委員会が定めた新規制基準に適合する対策工事などを進めている(表)。

*1 再評価には中央防災会議の「東南海、南海地震等に関する専門調査会」などによる東海・東南海・南海地震の強震断層モデルを利用。同モデルは、南海トラフで発生した過去の地震の被害実態との比較検討を踏まえて設定されている。

表●浜岡原子力発電所の概要
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 浜岡原発は、歴史的に巨大地震が繰り返し起こった震源域に近い。将来も巨大地震の発生確率が高く、世界中から注目されている。筆者は、2014年7月にその浜岡原発を視察する機会を得た。新規制基準項目を基に、現地の状況を報告する。