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 東芝は、遊休設備を活用して野菜生産に乗り出す。同社が神奈川県横須賀市に所有する工場建屋を完全人工光型植物工場に転用。レタス、ベビーリーフ、ホウレンソウ、ミズナなどの無農薬野菜を無菌に近い状態で生産できる「東芝クリーンルームファーム横須賀」を建設する(図1)。2014年10月には出荷を開始する計画で、「2015年度の早い段階で、事業として成立し得る8400株/日の生産規模にこぎ着けたい」(東芝)としている。

図1●東芝の植物工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」
遊休設備だったフロッピーディスク工場のクリーンルームを転用して延床面積1969m2の植物工場にする。リーフレタスやベビーリーフなど300万株/年を生産する。
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 現在ヘルスケア事業に力を入れている同社は、医療機器に加えて食、水、空気などの生活環境を整備する健康増進分野にも注力している。無農薬野菜の生産事業もその一環。「ヘルスケア事業の一翼を担う事業に育てたい」(新規事業開発部戦略企画担当グループ長の有賀英雄氏)と強い意気込みをみせる。クリーンルームで栽培することから、雑菌による傷みが少なく長期保存が可能な点を武器に、年間売り上げ約3億円を目指す。