
特集
人の代わりに脳型チップ

(イラスト:Getty Images)
目次
-
【第1部:動向】帰ってきたニューラルネット、直観型思考を実現へ
脳の構造を模した人工知能技術「ニューラルネットワーク」が、以前の課題を解決して復活してきた。既にこの知見を生かした半導体チップへの実装も進んでいる。直観したり、パターン認識に強い新しいコンピューターが、生活の隅々に入り込んできそうだ。日経エレクトロニクス
-
機械が人間の強力ライバルに、医者や弁護士を代替へ
米IBM社のコンピューター「Watson」がクイズ番組で優勝したのは2011年。続いて2013年4月、コンピューターが将棋の名人に勝った。さらに2013年11月、富士通研究所などが開発した人工頭脳「東ロボくん」が東京大学の模擬入試に挑戦し、中堅私立大学の合格水準に達した。いずれも、機械学習の技術開発…日経エレクトロニクス
-
【第2部:技術】人間の脳並みに向けて、総合的な開発が急速に進む
ディープラーニングによる機械学習、脳型半導体の開発、プログラミング環境の整備まで、さまざまな開発テーマでの研究が同時進行的に進んでいる。半導体のさらなる集積化や並列化が進めば、ヒト並みの知能を持ったコンピューターが生まれる可能性がある。日経エレクトロニクス
-
コンピューターを大変革、ソフト開発環境もゼロから
Dharmendra Modha氏 IBM Almaden Research Center, Senior Manager - Cognitive Computing Research group, Chief Scientist - Brain-inspired Computing, IBM Fellow
IBM社の脳型コンピューター開発を牽引するのは、インド出身の技術者、Modha氏だ。同氏に、脳型コンピューターと既存のノイマン型コンピューターの本質的違いはどこにあるか、などを聞いた。日経エレクトロニクス