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原料を超音波で霧化した状態
原料を超音波で霧化した状態
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 「太陽電池の変換効率が最大で1割ほど高まった」─。東芝三菱電機産業システムは、原料を霧状にして薄膜を形成するミストCVD(化学気相成長)装置「TMmist」を開発した。非真空プロセスであり、プラズマを用いないことから、装置の設置面積や初期投資額の低減、下地の膜の特性向上などが期待できるとする。東芝三菱電機産業システムは、太陽電池の透明導電膜の形成などに向けて、2014年度に約10億円、2015年度に約20億円の受注を狙う。