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 ドイツETAS社は2014年8月、自動車用のセキュリティーチップに使えるソフトウエアを開発した(図1)。電子制御ユニット(ECU)がハッキングされる可能性を抑える。車のセキュリティー対策が重要になる中、同社の取り組みは先鞭を付けるものだ。

図1 セキュリティー対策用ソフトとハードの構成
ETAS社の子会社ESCRYPT社が開発した。セキュリティーチップには専用のCPUがあり、暗号化した情報などには専用CPUしかアクセスできない。ETAS社は、同CPUのOSやアプリケーションなどに加えて、メインCPU用のセキュリティー対応ソフトウエアを開発した(図上側)。
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