
GEヘルスケア・ジャパン(本社東京都日野市)は2014年8月8日、国内初導入となる自動走行式の血管X線撮影装置(アンギオ装置)「Discovery IGS 730」を、奈良県天理市の高井病院に納入したと発表した。同病院本館のオープンに伴い、同年8月後半に本格稼働を開始した(図1)。
今回の装置は、手術台とアンギオ装置を組み合わせる、いわゆるハイブリッド手術室に向けたもの。センサーを利用して装置の位置を制御することで、自動走行を可能にしたのが特徴だ。GEヘルスケア・ジャパンは、米iRobot社のお掃除ロボット「Roomba」を引き合いに出し、「これは医療機器版のRoomba。まさに医療のイノベーションだ」(同社代表取締役社長兼CEOの川上潤氏)と位置付ける。