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倉庫間での荷物の移動管理もデモ
倉庫間での荷物の移動管理もデモ
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 NTTは、電池交換が10年間は不要な無線式の物流センサーシステムを開発した(図1)。フォークリフトで搬送するパレットに無線タグを埋め込み、倉庫内に置くリーダー(受信機)でタグの情報を読む。パレットと、ここに載せる商品を紐付けておくことで、倉庫内にどの商品があるのかを常時把握できる。加速度センサーを内蔵しており荷物の移動も認識・管理できる。リーダーとタグは電波環境が良ければ300m離れていても通信可能だ。電波中継なしに1台のリーダーで大型倉庫をカバーできる。

図1 フォークリフト用のパレットにタグを内蔵
図1 フォークリフト用のパレットにタグを内蔵
(a)今回の物流センサーは、フォークリフトで荷物を載せて運ぶための専用パレットの底部に内蔵する(中央の赤い部分)。(b)左がユーピーアールで使い始めた受信機、右がセンサー(タグ)。いずれもNTTの開発した技術を長野日本無線が実装した。(c)あらかじめ登録したパレットが倉庫内(電波が届く範囲)に存在するかどうかを画面で確認できる。
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