担当者から
皆既月食が教えてくれたコト
「デジカメはもうだめかも…」。特集を執筆していた10月8日の午後8時過ぎ。品川駅で現実を突き付けられました。その時ちょうど、雲間から皆既月食が。慌てて一眼レフカメラを構えて写真を撮りました。ふと冷静になって周りを見渡すと、みんなスマートフォンを南東の空に掲げていたのでした。唖然。「スマホに食われた」の意味をはっきりと理解した瞬間でした。ですが、帰りの電車内で「Facebook」の投稿を見て考えが少し変わりました。スマホで撮った友人の写真はブレたりボケたり、失敗作ばかり。デジタルカメラ、まだチャンスはありそうです。(久米)
レタス支えるコンピュータービジョン
解説の取材で、米国で開催されたロボット関連の学会「IROS 2014」に参加しました。併設イベントでは日本や米国、EUなどの政府関係者が登壇。どこも「研究開発と産業のリンクが弱い」と語っていたのが印象的でした。そんな中、目を引いたのが米国のベンチャー企業、Blue River Technology社の農業ロボット。トラクターに画像センサーを取り付けて雑草か作物かを判別し、雑草だけを取り除けるとか。減農薬の効果があり、既に米国のレタス生産の2%を同社のロボットが支えているそうです。ベンチャーの成長スピードは、さすが米国ならではです。(進藤)