
(写真:Getty Images)
クラウドなどのデータセンターで使うコンピューティングデバイスとして、プログラマブルIC「FPGA」が急浮上している。CPUの動作周波数向上が停滞する中、データセンターの性能向上や電力削減の切り札として大きな注目を集めているからだ。日経エレクトロニクス
クラウドやネットサービスを手掛ける企業が、相次いでFPGAの導入を検討し始めた。大量データの高速処理や遅延時間の短縮、サーバー台数の削減などにFPGAが好都合だからだ。各社での事例からデータセンター分野でのFPGA利用動向を見る。日経エレクトロニクス
FPGAを機器ユーザーがコンピューティングデバイスとして使う際の課題は、開発環境だ。従来、FPGAの開発環境は主にハードウエア技術者向けに発展してきたが、最近では「OpenCL」など、よりソフト技術者がなじみやすい環境が整備されてきている。日経エレクトロニクス