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 RCは「レクサスIS」とGSの中間モデルと位置付けた。車体寸法は全長4695×全幅1840×全高1395mmであり、ISより全長が30mm長く、全幅が30mm広い。一方、全高はISより35mm低く、ホイールベースも2730mmとISの2800mmより短くした。重心を下げて、ホイールベースを短くすることで機敏な運動性能を狙った。

 RCは排気量3.5Lの自然吸気V型6気筒エンジンと8速AT(自動変速機)、排気量2.5Lの直列4気筒エンジンにハイブリッド変速機を組み合わせたモデルを用意する。高性能バージョンのRC Fは、「IS F」に設定していた5.0LのV型8気筒エンジンを搭載する。

 また、RC Fではオプション設定として前部フード、屋根、後部ウイングをCFRP(炭素繊維強化樹脂)製として車両質量を10kg軽量化した「カーボン・エクステリア・パッケージ」を用意する。

 エンジンはIS Fに積んだ「2UR-GSE」エンジンを継承しているが、シリンダーブロック以外の8割の部品を新設計したという。ピストンとシリンダーの摩擦抵抗および吸排気系の流動抵抗を軽減して、最高出力はIS Fの311kW/6600rpmから351kW/7100rpmに向上させた(図2)。

図2 ブロック以外を新設計したV8エンジン
最高回転数を500rpm高めて7300rpmとし、最高出力を351kWに高めた。コンロッドのクランク側ピン径を細くし、運動部品を軽量化している。
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 出力は40kW(54PS)上がっているが、これを実現したのは主に次の三つの技術だ。一つ目は圧縮比を従来の11.8から12.3に高めたこと。二つ目は、直噴システムの燃圧を上げて燃料を微粒化し空気とより混ざりやすくしたこと。三つ目はピストンやクランクシャフトの軽量化で最高回転数を高めたこと。最高回転数は従来の6800rpmから7300rpmに500rpm上がっている。

 燃費にも配慮した。定常走行している時は、電動式の可変バルブタイミング機構を利用してアトキンソンサイクルで燃費を稼ぐ。これにより、排気量換算で最大800cc分を減らした場合と同じ効果があるという。