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5分弱でスキャン完了

 3Dスキャナー機能では、まず装置内の中央下にある回転テーブルの上に対象物を置く。正面から見て回転テーブルの右側下方と左側上方にスキャン用センサーがあり、ここから赤色半導体レーザーを上下方向のライン状に対象物表面に照射。それを200万画素のカメラで読み取る。対象物を回転させることで表面全体の形状をスキャンする(図2)。

図2●ダヴィンチ 1.0 AiOの内部
回転テーブルの右下と左上にある黒い箱状の部位がスキャン用センサー。上方には3Dプリンターで使う造形テーブルが見える(スキャン時には退避している)。
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 スキャンできる対象物の大きさは、直径150×高さ150mmまでで、回転テーブルの最大許容質量は3kg。回転テーブルの最初の1回転は右側のセンサーで、次の1回転は左側のセンサーでスキャンするため、合計2回転(平均所要時間は288秒)でスキャンが完了する。スキャン精度は0.25mmだ。回転テーブルは、造形用のテーブルとは別に用意した。

 スキャンしたデータは、接続したパソコンで合成して3Dデータ化する。レーザー光が届かない部分がある場合には、自動的に補完してすき間の無い3Dデータにする。表面の凹凸を全体的に小さくして滑らかにする機能も用意した。スキャンした3DデータをSTL形式で保存することも可能だ。

 3Dプリンター機能は、同社が提供している3Dプリンター「ダヴィンチ」シリーズと同様に熱可塑性樹脂をヒーター内蔵の可動ヘッドから吐出する熱溶解積層法を採用している。可動ヘッドの数は1つで、直径0.4mmのノズルを搭載する。最大造形寸法は、幅200×高さ200×奥行き190mm。積層厚さは0.1、0.2、0.3、0.4mmの4段階を選べ、大きいほど造形速度が速い。

 材料としては、従来のアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)に加えてポリ乳酸(PLA)も使えるようにした。PLAは、まず5色(クリア、ホワイト、ブラック、ブルー、レッド)を順次発売する。ABSは従来の13色に加えて、ゴールド、蛍光マゼンタの2色を追加した。材料カートリッジ(600g)の価格はいずれも3280円(税込み)となる。

 装置本体の外形寸法は、現行品のダヴィンチシリーズとほぼ同じで幅468×高さ510×奥行き558mm。質量は23.0kgである。