PR

 工場で動力源として使う圧縮空気は、複数のコンプレッサーを組み合わせた設備で集中的に造る。通常、工場自身がこの設備を設置、運転するのが普通。この考え方を変え、設備をコンプレッサーメーカーが運営し、工場には圧縮空気を引き渡し、その量に応じた対価を支払ってもらう、というのがドイツのコンプレッサーメーカー、Kaeser Kompressoren社が展開する「シグマ・エア・ユーティリティ」だ(図1)。

図1●独Kaeser Komporessoren社が顧客企業の敷地内に設置したコンプレッサー・システム
顧客の工場にコンプレッサーを設置し、製造した圧縮空気を顧客に販売する(a)。複数台のコンプレッサーを組み合わせ、最適な効率になるように運転して圧縮空気のコストを削減する。(b)はシステム全体構成の例。
[画像のクリックで拡大表示]