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 本連載の前回(2014年11月号)で、IoT(Internet of Things)の動向は本質的に「ネオダマ(ネットワーク化、オープン化、ダウンサイジング、マルチメディア化)」であることを示した。すなわち、情報処理が「メインフレーム中心」から「パソコン中心」へ、さらに「インターネット中心」へと移行するのと同時に、これまでは企業体や政府、地方行政組織といった組織体のためのものだった情報化が、ネットワークを介して地域社会や市民生活などにも直接関わるようになっている(図1)。

図1●「IoT」が社会に浸透する
組織体の情報化に限らず、地域の情報化、生活の情報化にもIoTは役立つようになっている。
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